岩村田校スクール長湯田英貴
岩村田校スクール長 湯田英貴

このシリーズでは、スクール長たちの人となりや、塾生たちへの思い。
また標榜する『成績アップの秘訣』。
そんなことを、実際にお預かりした塾生とのエピソードを通じてひも解いていきたいと思います。

好評3回目の今回は、トップ学習塾アカデミー岩村田校 スクール長、湯田 英貴です。

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自分で言うのも気恥ずかしいのですが、「情に厚い」とよく言われます。
自分でもそんな感じはします。

どの塾生にも可能性を感じ、信じ、塾生本人以上に僕のほうが熱くなり、気合を入れて頑張ってしまうんです。

これからご紹介する塾生も合格したとき、「湯田先生のお湯は、いつでも熱かったですよ」と笑ってくれたのをよく覚えています。

“できる”生徒でも、入試形式の問題は難しい

中3生の7月、部活が終わると同時にトップに入ったEくん。
元々テストの点数は取れていたのですが、それを鼻にかけることはなく、もっと上を目指したいから…と、コツコツ頑張れる生徒でした。
トップ生の中には仲の良い友達も大勢いる中、Eくんはいつも一人で来ていました。
自習の時も、友達とは離れた席に座り、黙々と取り組みます。

さてEくんが入塾し、間もなく模試がありました。
学校のテストでは、それなりに点数が取れ、友達からも「Eはいつもよくできるよなあ」なんて言われていたのですが…模試の結果に驚愕します。
これまでに見たことがないような点数…

受験生の夏に大きなショック。

伸びしろを見つけ、伸ばすことがトップの役割

一方で僕は冷静でした。
彼が模試でいつものような結果が出せなかったのは、「入試の問題形式」にまだ慣れていなかったから。
Eくんは力はあるので、入試形式の問題の演習をきっちりやっていけば、必ず結果は出せると確信していました。

またトップが最も得意とする英数に伸びしろが大きかったのも『よしっ、ここからら俺に任せておけ!』と思えた要因でした。

お母様の大きな期待…受験期の親子関係はとても繊細

高校に行っても、それまで続けていた部活(空手)をやりたい。
その気持ちが原動力となり、連日トップに通いつめ、寡黙にやるべきことに取り組み続けていた…秋・10月。

この時期、トップでは進路相談のための三者懇談を行っています。
Eくんとお母さまとお話ししていた席で、お母様がおっしゃいました。
「先生、この子の取り組みはどうですか?私は…まだまだ甘いと思うんです
Eくんの表情がピクリと反応します。

お母さまはご自身でも地域トップの高校を卒業していらっしゃり、Eくんに期待をかけていました。
大きな期待が、時に厳しい叱責となって子供に向かう。
受験生のご家庭ではよくあることです。
親御さんの気持ちは、僕にも子供がいますのでよくわかります。
本当に受験期の関わりというのは、繊細で難しいものですよね。
毎年多くのご相談をいただきますが、それだけ皆さん迷われているんだなあと実感します。

話をEくんに戻します。
僕からは頑張りを認め、さらに取り組みの質を上げる勉強法や、
安心して集中して勉強に向かえるように、心の持ちようなどをアドバイスしました。

頑張るきっかけとなった模試で、塾内1位!

秋冬のころ、Eくんの成績は、志望校合格にはギリギリ。
こうした場合、安心して本命高を受検できるように、トップは私立高校の併願をお勧めします。
『合格通知』をひとつ持っているだけで、受験生の気持ちは本当に安定するんです。

でも。
Eくんは併願しませんでした。
「湯田先生、オレは自分をもっともっと、ぎりぎりまで追い込みたいんです。」
「できる限りまで、限界まで頑張ってみたいんです」

まっすぐに僕を見つめてそう宣言するEくん。
15歳の決心と、わずかな不安と緊張が伝わります。
揺るがない思いに、僕も覚悟が決まりました。

ここから本番までは、勉強の指導に加えて、とにかくEくんを勇気づけること。顔を合わせれば熱く、“できるぞ!”という話をしていた記憶があります。

結果、直前期の最後の模試で、トップとグループ塾のNOBELの受験生の中でなんと1位!
そしてお母さまが卒業された地域トップ高に合格していきました。

目標も現状も、取り組みも性格も、家庭環境も親子関係も、、、
一人ひとりがすべて違います。

どうすれば、この目の前の塾生は、夢をつかむことができるんだろう。
どうすれば、もっと“活き活きと”、目を輝かせてあげられるだろう。

中学生という多感な時期に、僕に出会ってくれた塾生たちに、
ほんの少しでも勇気と前進する力を与えたい。
そんな思いで日々、向き合っています。

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