こんにちは、長野市で中学生の成績を上げ続けて30年 NOBELマンツーマンです。
【連載:成績を上げる方法】過去2回はご覧いただけただでしょうか。
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好評のうちにはやくも3回目!
「次も楽しみにしています」というお声もいただいたので、キーボードを打つ手にも力が入ります(入れすぎで腱鞘炎直前です)。
さて、
【成績を上げる方法】3回目は「家庭教師」と「学習塾」についてです。
- テストの点数を上げたい
- 学校の授業がわからなくなってきたので、なんとかしたい
- 高校入試に向けて、しっかり対策したい……
さてどうする?と考えたときに、学習塾と並んで候補に挙がることが多いのが「家庭教師」ですね。
今回は「学習塾」と「家庭教師」で迷ったときに、どう考えていけばいいのかという点についてお話します。
家庭教師と学習塾の違い
一般的に、塾と家庭教師で大きく違うのは、
-
学習塾の指導は受験(合格)という成果に責任を持つプロである
-
家庭教師は科目指導に責任を持ち、より深くしっかり理解させるプロである
という点。
このほかにも以下のような違いがあります。
教材
基本的に、指導する生徒が学校で使っている教材を使用する。それだけでは足りない場合は、オリジナルの教材を用意することも。
目的に合わせた独自開発教材、あるいは学習塾専用教材を使用することが多い。学校の教材は取り組み方を指導したり、補講などで使用することもある。
学習する場所
自宅。勉強部屋、リビングなど家庭内のどこで指導してもらうかは、ご家庭の方針で決めてOK。
塾の校舎。学校との位置関係では、帰りにそのまま寄れるところも。
学習環境
家の落ち着いた環境で学習できる利便性の反面、基本的に自分ひとりなので、同級生たちがどれくらいやっているか等は見えにくい。
指導形態にもよるが、周りの取り組みや成果が目に付くようにしてあるところが多い。
自習室等、実際の指導以外に使える場所もあることが多い。
費用
「完全1:1」「自宅まで来てくれる」等の理由により、比較的高め。講師の交通費がかかることもある。
講師は「1教科:1人」なので、複数教科を受講したい場合は、それだけ費用は上乗せされる。
講師1人に対する生徒数が多くなるほど、安価になる。完全1:1でも家庭教師よりは安価なことが多い。
※あくまで一般的なケースです。運営法人によって差があることはご承知おきください。
以上の違いを踏まえて、「家庭教師に向いているケース」「学習塾に向いているケース」を考えてみます。
家庭教師が向いているケース
- 一人で取り組むことが好き
- 周りはあまり気にならない
- 特定の教科をしっかり理解しできるようにしたい
- 家でも勉強できる(家庭教師の指導がない日は、当然家で学習することになります)
学習塾が向いているケース
- 競い合ったほうが頑張れる
- 家以外の学習環境があったほうがいい(家で集中できない)
- 5教科総合的に力をつけたい
- 受験情報も欲しい
それぞれ向いているケースを逆に考えると、あまりお勧めできない・向いていないケースになります。
例えば、「家では誘惑が多くて、勉強に集中できないよ!」という生徒には家庭教師は向いていませんし、
「周りに人がいると、気になって気が散る」という場合は、学習塾は向いていないかもしれません。
まとめ
家庭教師も学習塾も、それぞれに特長があります。
あなたにとって、すべての点でパーフェクトな家庭教師・学習塾に出会うのは、とても難しいことでしょう。
何事にも「万能」ということはありません。
大切なのは、
目的は何かを明確にする
塾や家庭教師を検討するきっかけになったのは、どんなことでしたか?
学校の授業の理解を深めること?点数を上げること?合格すること?……
その目的を、しっかり忘れないようにしておいてください。
それを達成してくれるところが、あなたにとって必要なところです。
ベストの指導者に出会うために、検討項目に優先順位をつける
費用、先生との相性、指導方針、立地、環境、実績……
新しいことを始めるときには、いろいろと比較したい項目があります。
まずすべてを洗い出し、そして大事な順に順番をつけてみてください。
そのうち、どうしても譲れないものはどれとどれか、考えてみてください。
すると、おのずと、あなたが行くべき校舎の候補は絞られてくるはずです。
家庭教師も学習塾も、必ず個別相談や校舎見学を行っています。
入塾するつもりがないと、話を聞きに行ってはいけないということはありません。
迷ったら、疑問があったら、ぜひ直接話を聞いてみてください。
百聞は一見に如かず、これ本当です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
【連載:成績を上げる方法】次回は「中3生必見!総合テストで急に点数が下がってもあわてないで!」です。お楽しみに。